スポーツクラブに通っても運動が続かない理由と運動指導者の役割

理念・信条
Pocket

 

きっかけは人それぞれ違いますが「運動をはじめよう」という意思を元にやる気満々でスポーツクラブに通い始めると思います。

 

一般の方の「運動をはじめる」というのは深層欲求として「健康になりたい・維持したい」という事だと思います。

 

しかし、始めの1,2か月は1週間に2~3日は通えていたが、徐々に回数が減り月に2回~3回、行かなくなり辞める・・・

というケースがとても多い。

 

これってなんででしょうか?

 

 

 

スポーツクラブに通っても運動が続かない理由

 

私は結局のところコレだと思っています。

 

 

「自分の健康に対する優先順位が高くないから」

私の経験上ですが、通い始めて6か月以内で約30%が脱落、1年間で50%以上の方が脱落しています。

辞めていく方、続けられない理由は「忙しいから」が50%以上。(本当の理由を言っているかはわかりませんが・・・)

とにかく1年後も運動を習慣化してくれている方が半分以下という現実は、これは運動指導をする側は自分たちのやっていることがいいのか、ダメなのか真剣に考えなくてはいけないことです。

はっきり言ってその場限りの目的(ダイエットしたい・健康診断で言われた・リハビリの為)だけでは恐らく長続きはしませんし、本当の意味で健康は手に入らないと思います。

忙しくてもジムに通っている人がいる

これも事実です。

超多忙な人でも隙間時間に来て、何年も運動を継続している方も多くいます。

同じ理由でも「続く人」と「続かない人」の違いは何なのか。

まさに「自分のカラダや健康に対しての優先順位が常に高い位置にあるから」と思うのです。

運動指導者の本当にやるべき事って、その場限りの目的達成だけではなく

その方の将来のカラダの事や、健康について関心を持ってもらい、健康に対する優先順位を高い位置に押し上げる事だと思うのです。

それがその方にとって生涯メリットのある本当にプラスな事だと思います。

クラブに来てくれた時に、いかにその優先順位を高められるようなきっかけを作れるか。

スポーツクラブで運動指導者側がわざわざ世間話やする事がその方にとってなんのプラスになるのでしょうか?

何気ない会話一つでも、カラダの事や、トレーニングの事、健康の事を話題にすることで自然とその方の健康の優先順位を上げるきっかけになるはずです。

トレーニングをしている時だけアドバイスや声をかけるのではなく、何気なく歩いている姿や立ち姿、その方の動きの癖など、スポーツクラブに滞在している時間に、いかにその方の健康にとってプラスの話ができるかという事にもっと重きを置くべきではないかと思うのです。

スポーツクラブにおける接客の定義ってはこうあるべきではないかと考える今日この頃です。

Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました