姿勢をよくする筋トレ法で「脂肪がつきにくい」身体になる

カラダの仕組み
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「誰? このオバさん……!?」鏡やショーウィンドウに映った自分の姿を見て、思わずドキっとした経験はありませんか?

自分でも驚くほど老けて見えるその理由は、“姿勢の悪さ”。

猫背のままうつむいたような姿勢では、せっかくのオシャレも台無しです。
とはいうものの、会社での長時間にわたるPC作業、外出先でのスマートフォンの利用などで、現代社会に生きる女性たちの姿勢は悪くなっていくばかり。

恐ろしいことに、日本人の9割は「ストレートネック」と呼ばれる首の骨の異常が見られるそうです。

これは頭痛や肩こりの原因になるばかりでなく、美容の大敵、二重あごの原因にも……。

そこで今回は、ストレートネックを解消するためのおすすめ筋トレ法を紹介します。

姿勢をよくすることでストレートネックを解消し、脂肪がつきにくい身体を目指しましょう!

 

 

脂肪がつきやすい悪い姿勢の影響とは?

ストレートネックになる一番の原因は、姿勢の悪さです。

骨盤周りの筋肉が衰えた現代人は、よい姿勢を保つことが難しくなっています。

じっと座っている時間が長く、PC操作などで前かがみの姿勢になっている人ほど要注意。

首の骨は正常な状態ではアーチ状に配置されています。

しかし、猫背の姿勢は首の骨がまっすぐな状態になってしまいます。

この状態がつづくと首の前側の筋肉が緊張し、それを背中側の筋肉で支えられず、首の骨が前に引っ張られ、ストレートネックになってしまうのです。
また、スマートフォン操作などの細かい作業でも、筋肉が縮んで硬くなってしまい、症状を悪化させる原因となります。

しかも、縮んでしまった筋肉をそのままにしておくと、頭痛・肩こりなどの完治が難しくなるばかりでなく、顔周りに脂肪がつきやすくなることも。

「痩せているのに、二重あごが気になる」という人は、ストレートネックが原因かもしれません。

 

 

ストレートネックの弊害は意外とある

なぜストレートネックが原因で、脂肪がつきやすくなるのでしょう?

それは、ストレートネックを引き起こす前傾姿勢が、多くの血管やリンパ節が集まる首の血行を悪くしているからです。

血行が悪ければ、代謝は下がり、老廃物も増えるため、当然二重あごに……。

しかも、シワや肌荒れといった肌の老化まで進んでしまいます。

また、首周りの不調は、冷えや便秘のほか、ストレスの増加など、精神面にも影響を及ぼすのだとか。美容に関心をもつ女性は特に気をつけたいですね。
そんなストレートネックの症状を緩和・予防するには、周辺の筋肉をストレッチ体操などでゆるめ、運動で鍛えていくことが大切です。

また、首や肩周りだけではなく、腰や骨盤周り、背筋、腹筋など、しっかりとよい姿勢で座るために筋力全体を意識することもポイントに。

美しく、若々しい身体づくりのためには、日々の運動(リセット・エクササイズ)を習慣にすることが欠かせません。

 

 

姿勢を変える筋トレをすることで解消する

最後に、ストレートネックをスッキリ解消し、痩せやすい身体をつくるための筋トレ法(エクササイズ)をご紹介します。

 

上体反らし(首と肩甲骨周りのストレッチ)

1. まず、両手を背中の後ろでしっかり組みます。ゆっくりと息を吐きながら、首と上体を後ろに反らし、同時に組んだ両腕を上に持ち上げます。

2. その状態のまま、ゆっくりと2~3回深呼吸します。

3. 息を吐きながら、ゆっくりと上体を元に戻し、手もほどきます。

 

 

ネコのポーズ(背中と首をストレッチするヨガのポーズ)

1.両手と両ひざを床につき、四つんばいの姿勢になります。足首は立てず、目線は床に。

2.息をゆっくりと吐きながら、背骨を丸くして、天井に突き上げます。そのままゆっくりと呼吸を。

3.息をゆっくりと吸いながら、四つんばいの状態に戻ります。

 

 

コブラのポーズ(背中・おなか・おしりの引き締めをするヨガのポーズ)

1. 床の上にうつ伏せになります。両脚を後ろに伸ばし、両手の平を指は広げて肩の下に置きます。ひじは身体の後ろに引き寄せるように。

2. ゆっくりと吸う息で両腕を伸ばしながら、胸を床から持ち上げていきます(恥骨が床から離れない程度に)。おしりは硬くせず、引き締めていく感覚で。

3. 肩甲骨を背中の中心に引き寄せ、胸を突き上げるようにして、背中全体をやわらかく後屈させます。

4. 楽な呼吸を繰り返しながら、15~30秒ほどホールド。吐く息でゆっくりと元の状態に戻します。

 

いかがでしたか?

よい姿勢をとるために運動をすることは、インナーマッスルを刺激するだけでなく基礎代謝の向上にもつながり、「痩せる」効果も期待できます。

空き時間を利用して、少しずつ実践していきましょう。

 

 

 

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