最近は呼吸のトレーニングについての話題が多くなってきていて、私も”なんとなく”程度の知識しかなかったので勉強しようと思い、わかりやすいと評判の書籍
「勝者の呼吸 横隔膜の使い方をスーパーアスリートと赤ちゃんに学ぼう」
著者 森本貴義さん×大貫崇さん
を読んでみました。
一般の方でもわかるように書かれている書籍で、具体例などが多く、呼吸についての仕組みをとてもわかりやすく書かれている書籍でした。
前回は呼吸の仕組みと健康についての記事を書きました。
書籍【勝者の呼吸法】に学ぶ① 呼吸の改善が健康への近道。呼吸がパフォーマンスを上げる!
今回は呼吸と姿勢の仕組みについてです。
「呼吸を変えると人生が変わる!」
姿勢を改善には、まず呼吸!
良い姿勢を手に入れるには正しい呼吸の仕方が必要です。
正しい呼吸とは
”横隔膜、肋骨を使った呼吸”
”お腹が膨らむ呼吸”
”深い呼吸”
ここで言う良い姿勢とは身体に歪みや痛み等が起きない、人間が本来取ることのできる正しい姿勢の事です。
姿勢は背骨 背骨は呼吸
横隔膜を使った正しい呼吸ができないと、横隔膜の筋力低下によって横隔膜が付いている肋骨が前に広がり、それによって肋骨がついている背骨にも影響すると行った具合に連動します。
こういうところでもカラダは繋がっているんだと言う事を再認識できますね。
背骨は頭〜骨盤までを繋げていますから、背骨のラインが崩れれば当然全身に影響が出てきます。
背骨が反ると骨盤は前に傾きます。
肋骨と骨盤がそれぞれ前に開いた姿勢になり、腹腔内圧が低下して背骨の安定生が失われます。
そうなると、姿勢を安定させようと他の組織で補おうとします。
必要以上に他の関節や筋肉、靭帯等が働いてしまうため、歪みや痛みがでてしまうのです。
「姿勢を良くする=胸を張る」はNG
よく姿勢を正して!と言うと大体の人は胸を張ろうとしますよね。
でもこれは正しい姿勢ではありません。
胸を張ろうと胸を前に突き出すことで肋骨が前に広がり背骨は全体が前に反ります。
もうお解りの通り、背骨が反ると骨盤が前に傾いてしまいます。
悪い姿勢は前が「カパッ」と開いてしまっているイメージです。(手書きで描いてみました・・・)
この悪い姿勢によって、骨盤で内臓を受け止められていない事で「ポッコリお腹」になってしまっているパターンもあります。
良い姿勢はお腹に風船
良い姿勢とは肋骨と骨盤の間の空間に膨らませた風船が入っているイメージです。
風船は、中から外に向かって上下前後左右に均等に圧力がかかっています。
その均等な圧力を作り出すことで背骨を安定させることができます。
横隔膜を使った呼吸でお腹に風船を作ってみましょう。
呼吸のトレーニング
仰向けに寝て、足の裏を床につけて膝を曲げます。
両手を胸とお腹の上に置きます。
5秒で吐いて(口から)、5秒で吸って(鼻から)を繰り返します。
吐いたときは、胸とお腹が同時に凹み、吸ったときは胸とお腹が同時に膨らませます。
うまくお腹が膨らまない時は、息を吐く時間を長くしてみましょう。
まとめ
- 姿勢の改善には横隔膜を使った呼吸が必要
- 胸を張る姿勢は良い姿勢ではない
- お腹に風船が良い姿勢
- 胸とお腹が同時に膨らむ呼吸のトレーニングをしよう
今日はこの辺で。
では、ばいなら!
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